第21回 JPOPM 提案 03 (Proposal)


[提案021-03]: RIR間アドレス移転提案 (prop-095 in APNIC)

タイトル

RIR間アドレス移転提案 (prop-095 in APNIC)

提案者

藤崎 智宏 (慶応大学大学院)

文書バージョン

1 (2011.10.10)

提案内容
・提案内容の概略
現在,APNIC内に閉じているIPv4アドレス移転を,対向のRIRにて移転が認められて
いる場合に,RIR間でも可能とする.

・提案理由
- 現状の問題点
APNICの現移転ポリシーは,APNIC内に閉じており,他RIRがRIR間移転を
認めても対応できない.これは,APNICの移転ポリシーの基本概念である,
IPv4アドレスの効率的利用,という目的に反する.

- 改善したいポイント

現在,APNIC内に閉じているIPv4アドレス移転を,対向のRIRにて移転が認められて
いる場合に,RIR間でも可能とする.詳細は,

http://www.apnic.net/policy/proposals/prop-095

にて定義されている.

- 想定されるメリット、デメリット
メリット: 今以上に,IPv4アドレスの効率的利用が可能となる.
デメリット: 特になし.


・提案が採択された場合の影響範囲(指定事業者、JPNIC、ユーザなど)
指定事業者:
  他のRIRからのアドレス移転や,他のRIRへのアドレス移転が可能となる.
JPNIC:
  JPNIC配下のアドレスが,他地域に流出する.移転不可能なアドレスブロックも
  存在する可能性がある場合,対処が必要な可能性がある.

・コミュニティに対し,合意を得たいポイント
prop-095 に従った,アドレス移転を認めるかどうか.

質問,議論は ip-users ML( ip-users@nic.ad.jp) にてお願いいたします.