= 037-01: コンセンサスに至らなかった提案の扱いの明確化 = この文書はversion2です。version1は[[p037-01|こちら]] == 概要 == [提案ID] 037-01 [提案タイトル] コンセンサスに至らなかった提案の扱いの明確化 [提案内容] (1) 提案の目的 JPOPF の Web において過去のポリシー提案の進捗状況が管理されている。<
> http://jpopf.net/policy-proposals/ <
> この管理表において、「議論継続中」の提案が散見される。 この状態を改善すること。 (2) 問題と考えていること 「JPNICにおけるIPアドレスポリシー策定プロセス」(以下、PDP) に、 継続議論に関する条項が存在しないこと。 (3) 提案の具体的な内容(変更案) (提案1) PDP改正 (提案1-1) 継続議論の明確化 PDP 「4.1.5 一次コンセンサス」の項に、以下を追記する。<
> ―――――――――――――――<
> 一次コンセンサスに至らなかった提案に対し、チェアが議論を継続するべき<
> と判断した場合は、翌々回のJPOPMまでオンラインフォーラムで継続議論する<
> こととします。<
> ―――――――――――――――<
> 追記後の 4.1.5項は以下の通り。<
> ―――――――――――――――<
> 4.1.5 一次コンセンサス<
> オンサイトフォーラムで得られたコンセンサスを"一次コンセンサス" と<
> 言います。 オンサイトフォーラムの進行を務めたJPOPF-STチェアまたは<
> 共同チェア*2がポリシー提案に対して会場の賛否両意見を元に質と量の両面<
> から総合的に判断することとします。 その際、 この一次コンセンサスは<
> 提案がその場の総意として支持されている状態であると見なします。<
> <
>一次コンセンサスに至らなかった提案に対し、チェアが議論を継続するべき<
> と判断した場合は、翌々回のJPOPMまでオンラインフォーラムで継続議論する<
> こととします。<
>     <
>*2 チェア/共同チェアが不在の場合にはJPOPF-STのメンバーが代行します。<
>     ―――――――――――――――<
> (提案1-2) 継続議論の期間の明確化 PDP 「4.2. ポリシー提案の棄却」に (2)として以下の条項を追記する。<
> なお、これに伴い、現PDPの(2)以降の項番は、一つづつ繰り下がる。<
> ―――――――――――――――<
> (2) 一次コンセンサスに至らずオンラインフォーラムでの継続議論となった<
> 提案のうち、その翌々回のオンサイトフォーラムまでにip-users MLで議論がなされなか<
> った場合。<
> ―――――――――――――――<
> 追記後の 4.2項は以下の通り。<
> ―――――――――――――――<
> 4.2. ポリシー提案の棄却<
> 提出されたポリシー提案は、以下のような場合に棄却となります。<
>   <
>(1) オンサイトフォーラムの場で、 参加者のコンセンサスが得られなか<
> った場合。<
> (2) 一次コンセンサスに至らずオンラインフォーラムでの継続議論となった<
> 提案のうち、その翌々回のオンサイトフォーラムまでにip-users MLで議論がなされなか<
> った場合。<
> (3) オンサイトフォーラムでは参加者のコンセンサスを得たが、 オンラ<
> インフォーラムでの最終コメント期間中、 最終的なコンセンサスの確認が<
> 取れないとオンサイトフォーラムの進行を務めたJPOPF-STのチェアまたは<
> 共同チェアが判断した場合。<
> (4) 最終的なコンセンサスが確認されたが、 その内容が妥当でないと<
> JPOPF-STによって判断された場合。<
> (5) JPOPF-STからの実装勧告に対し、JPNICが実務的な面、 財務上の<
> 問題、APNICとのポリシーとの整合性等の観点から実装することができない<
> と判断した場合。<
> (6) ポリシー提案の実装がJPNICだけで決定できず、 APNICに提案する<
> 必要があり、 その提案がAPNICオープンポリシーミーティングにおいて棄却<
> された場合。<
>      <
>提出されたポリシー提案が棄却された場合、 上記(2)、(3)、(4)において<
>      はJPOPF-ST、(5)、(6)においてはJPNICが、 オンサイトフォーラムまた<
>      はオンラインフォーラム、 もしくはその両方で、 棄却となった理由につい<
>      て報告するものとします。<
>     ―――――――――――――――<
> (提案2) 過去の「議論継続中」のポリシー提案の扱い JPOPFのWebにおける「ポリシー提案ステータス」のページにおいて、<
> 「議論継続」の状態で残っている過去の提案については、(提案1)が PDP <
> に実装された後、JPOPF運営チームが速やかにその旨を ML で周知するとと<
> もに、提案者に ML 上で再提案を呼びかける。<
> 直近のJPOPM において再提案が無い場合はステータスを<
> 4.2.(2)項より「コンセンサスに至らず」に変更する。<
> (1)の実装から翌回のJPOPMまでの期間が短い場合はチェアの判断で再提案<
> の締切を翌々回とすることがある。<
> [提案の影響] (4) 想定されるメリット 各ポリシー提案の状況が明確になる。 (5) 想定されるデメリット なし (6) 提案が各ステークホルダに与える影響 (ユーザ、指定事業者、JPNICなどに対して) 各ポリシー提案の状況をひと目で把握できるようになる。 (7) その他、補足など (他 RIRにおける状況など。) (参考-1)<
> JPNICにおけるIPアドレスポリシー策定プロセス(PDP) <
> https://www.nic.ad.jp/doc/jpnic-01233.html <
> <
>(参考-2)<
> APNIC Consensus Process <
> https://www.apnic.net/community/policy/process/policy-development-process/ <
> 意訳<
> ・コンセンサスの場合 → 次のステップへ<
> ・非コンセンサスの場合 → 棄却又は継続議論停止<
> ・上記の中間の場合 → MLに差し戻し、次回のミーティングまで継続議論 又は提案者に差し戻し [提案者] JPOPF運営チーム (JPOPF-ST)