第25回JPNICオープンポリシーミーティング議事録
1. [I]JPOPM25 オープニング (ポリシーWG/橘俊男)
[質疑応答・議論] 特になし
2. [I]アクションアイテム (ポリシーWG/橘俊男)
[質疑応答・議論] 特になし
3. [I]JP PDP(Policy Development process)について (ポリシーWG/橘俊男)
[質疑応答・議論] 特になし
4. [I]JPNICにおけるポリシー実装状況報告 (JPNIC/奥谷泉)
[質疑応答・議論] 特になし
5. [I]APNIC36レポート (JPNIC/奥谷泉)
[質疑応答・議論] C. (補足として)RIPEミーティングへ行くと、プローブをもらうことができる が、RIPE Atlasアンバサダーという制度があって、プローブをもらって接 続している人が希望すれば10個ほどのプローブを預かって身近な人へ配る という活動を行っている。RIPEでは広く配布したいようである。(ポリシー WG/橘) C. プローブを持っているので、興味のある方はお声がけください。(JPNIC/ 奥谷)
6. [P]025-01 AS番号移転提案 (prop-107 in APNIC)(藤崎智宏/NTT)
[質疑応答・議論] C. この提案は、現在APNIC ECによる承認待ち。承認がされなかった場合には 提案自体無効となることをご承知置きいただきたい。(ポリシーWG/橘) Q. 現在IPv4アドレスの移転では移転履歴を公開しているが、ASについても移 転履歴の公開を想定しているか。(JPNIC/川端) Q. 逆に質問だが、IPv4アドレスについては、ポリシー文書に移転履歴の公開 が明記されているか。(NTT/藤崎) A. されていない。(JPNIC/川端) A. APNICではこの点について議論にならなかったが、個人的には移転履歴を 公開すべきと考えている。(NTT/藤崎) Q. 一度移転した後、再度の移転は制限するか。(JPNIC/川端) A. まだAS番号については枯渇していない状況なので、再度の移転に関して制 限は必要ないと考える。(NTT/藤崎) C. APNICでは反対意見はあまりなく、「小さい番号はかっこいい」などとい うコメントもあった。小さいほうが覚えやすいし間違いがない、という運 用上の利点もある。(藤崎) [コンセンサス確認] 参加者総数:38(関係者含む) ・提案[025-01]に、 賛成:34 反対:0 [結論] 提案[025-01]はコンセンサスに達したと判断する。
7.[P]025-02 返却IPv4アドレスの配布について (prop-105 in APNIC) (JP IPv4 address allocation discussion team/百崎知)
[質疑応答・議論] C. 「あれば欲しい」というのが本音だと思う。APNICでは確認の質問が多く 寄せられた提案だった。例えば、もらえない人が出てくるのではないか、 会員数の伸びに対応できるのか、など。それらに対するAPNICスタッフか らの説明を踏まえた上で承認された。(ポリシーWG/橘) Q. APNICでは、本件について大掛かりなシステム改修が必要となる、という コメントがあった。JPNICでの状況はどうか。(NTT/藤崎) A. APNICでは機械的に割り振りブロックを管理しているため、大きな改修が 発生するが、JPNICはそこまで機械的なシステムにはなっていないので、 改修は発生しない。実施時期はどこかのRIRの在庫が/9を切ってからなの で、実施までに時間的猶予もある。(JPNIC/奥谷) A. APNIC在庫から割り振ることになるので、JPNIC自身のシステム改修は発生 しない。(JPNIC/サトウススム) Q. LIRからの申請手続きは変わらないという理解でよいか。(ポリシーWG/橘) A. 申請手続きの変更はないとご理解いただきたい。(JPNIC/奥谷) C. 先ほど名前の挙がったGeoff Huston氏は、APNICチーフサイエンティスト。 統計に基づく予測は常に変化しているので、引用や確認に使うには注意が 必要。(ポリシーWG/橘) Q. 期限は設けないという理解でよいか。(NTT/豊野) A. 設けない。(JP IPv4 address allocation discussion team/百崎) A. 提案の中に、1回もらった人も返却ブロックが蓄積されたら再度もらえる ことが明記されている。(JP IPv4 address allocation discussion team/藤崎) Q. できるだけまとまったブロックが欲しいがどうすればよいか。(NTT/豊野) A. /24より小さくなることはないが、それ以上は考慮されないので、複数の /24となるなど、細切れとなる可能性もある。(JPNIC/川端) C. 今後、連続した空間を得るためのアドレストレードや、前後の空間の移転 を斡旋するブローカーなどが出てくることもあるのか。(ポリシーWG/橘) [コンセンサス確認] 参加者総数:38(関係者含む) ・提案[025-02]に、 賛成:30 反対:0 [結論] 提案[025-02]はコンセンサスに達したと判断する。
8.[P]025-03 IPv6割り当て情報の登録について (NTT/藤崎智宏)
[質疑応答・議論] C. 2点目の提案ポイントについてはあまり賛成できない。半固定である場合 で、かつ/56以上であれば個々に割り当て登録が必要との理解でよいか。 個人ユーザのほとんどがこれに該当するので、本当にデータベース登録と して実現可能であるのか。 A. JPNICへの確認は必要だが、技術的には不可能ではないと考えている。 ISPとしての懸念があるのかわかる。(NTT/藤崎) C. 通常業務が回らない。IPv4の場合との整合性はどうなのか。半固定の場合、 ユーザとIPアドレスを一対一で紐付けることができないという問題もある が、この点どう考えているのか。 A. DHCPを使っている場合、自動的に変えるのは技術的にだめ。ユーザと紐付 けて登録する必要があるかという点は、必ずしもユーザを特定したいわけ ではなく、割り当ているアドレスのサイズを確認したい。(NTT/藤崎) Q. 払い出しされている部分と、払い出していない部分があるが、あるプール の中で払い出している部分のみ、分かるようにしたいということか。 A. どちらでも構わないと考えている。どのプレフィクスサイズを割り当てて いるのかが確認できることが重要。(NTT/藤崎) C. 実現は極めて困難だと思う。 Q. 目的は、不正なアクセスがあって、それに対してフィルターを設定すると きに、どの単位でフィルターをすればよいのかが確認できるようにするた めとの理解でよいのか。 A. その通り。目的のうちの一つ。(NTT/藤崎) Q. ISPのユーザの中で不正利用を行っているユーザを切り出しやすくするため ということでよいのか。 A. そういう状況も考えられる。(NTT/藤崎) Q. だから、あるレンジをプールとして使用する、と決めた時点でユーザの個 人名等ではなくてISP内で分かるID等でもよいが、割り当てサイズが分か るよう分けて登録すればよい、ということか。 A. または一つ一つユーザ割り当てをしなくとも、割り当てサイズが確認でき ればよいと考えている。(NTT/藤崎) C. WHOISの仕組みの部分を考慮してもらわないと厳しいように思う。登録の 仕方とシステム登録が一致していないと、現場が対応しきれなくて放置さ れるような気がする。 C. 気になるのはフィルタを/56でやろう、と啓蒙活動をするのか、というと ころと、それであれば/64で登録をした方がさらに影響が小さいのではな いかという2点。 C. 経路広告単位ではなく、より細かい単位でフィルターするよう啓蒙活動を してくれるのかとの疑問がある。また、それであれば/64で登録をした方 がさらに影響が小さいので、全部/64で登録はずであり/56とする意味が理 解できない。意義が理解できないため、賛成しがたい。 Q. 提案されている登録は任意なのか、必須なのか。つまり/64でも/56でも /56で登録しなければならないのか、どちらでしょうか。 A. ポリシー上は必須として提案している。割り当ての単位で登録して欲しい ので、/48で割り当てているのであれば/48で登録すればよいという提案で ある。(NTT/藤崎) C. 実際には/56で割り当てているのに、/48で登録するのがNGだとすると、 現実的ではないし、実現は難しいと思う。 Q. IPv4だと/32は個々に登録不要であるポリシーのIPv6に置き換えたものだと 理解している。その場合、/56以上の登録が必須としている理由を知りたい。 A. サイズ単位で提案しているが、DHCPPDとしてアドレスを渡しているところ への割り当て登録を必須としたいというのが本来の目的。(NTT/藤崎) C. 半固定はほぼ固定なので、個々に登録が必要との話だったが、なにが固定 で半固定なのかとの基準を作っていたほうがよい。 A. DHCPを使っている場合は、必須。複数のプレフィクスを渡しているときに は必須とするべきという基準としている。(NTT/藤崎) C. WHOIS登録に技術的なことに踏み込みすぎているのではないか。レジスト リ側が気にするべきことではないのでは。それよりも「レジストリが必要 な情報は登録しなさい」というかたちではだめなのか。 A. 本件はユーザの立場から提案している。レジストリとしての観点として提案 しているわけではない。(NTT/藤崎) C. 使用目的が特定されていて、他の目的に使用しないという状況であって、 利用しているサイズが一定以上であれば割り当てる、というのがシンプル な考え方ではないか。(橘) Q. APNICに提案をしなければいけないとの前提なのか、JPNICに閉じた話なの か。 A. DB登録サイズの変更についてはAPNICレベルでの変更が必要だと思う。ま とめて登録して割り当てサイズだけ示す場合は、APNICでも対応されるこ とが望ましいとは思うが、APNICへの提案は必須ではないと考えている。 (NTT/藤崎) Q. /56固定で法人のお客様に割り当てる場合、法人の名前で登録しなければ ならないのか。 A. IPv4の場合、原則として割当先の登録が必要。割り当て先が個人の場合は、 登録した上で非公開にできる。(JPNIC/川端) C. サービス上「固定」を謳っていない限りは、ISPの都合でアドレスを変え てもよいことになるから、「半固定」だから登録しなくて良いことになる。 提案の目的をもう少し整理したほうがよい。 A. プロトコルを考慮しない使い方がされることは残念。しかし、整理の必要 性は了解。(NTT/藤崎) C. 利用率計算のためには、1点目の提案は合理的ではあると思う。追加割り 振り申請時に利用率計算が行われると思うが、どの程度必須としないとい けないのか。いずれにしても追加割り振り時のためにやりたい事業者は登 録すると思う。 A. 将来的に追加割り振りを想定している方には登録していただく必要がある と思う。(JPNIC/川端) C. フィルター目的のために求められるとしても、対応として重すぎるように 思う。WHOISのネットワーク名の横にユーザへのサイズを書いておくなど の対応の方が実現性が高いのではないか。 Q. 追加割り振り申請時に、レジストリは割り当て情報をもとに利用率計算を するのか、申請書の記述ベースなのか。(橘) A. IPv4と同じく、登録情報ベースで計算している。(JPNIC/川端) C. 昨日のv6サミットで携帯もPDになるかもしれない、というコメントが出て いた。その場合、国民番号性のように大きなデータベースになるが、その ために携帯事業者が固定をやめて大きいブロックを配ろうというように、 逆の方向へ行かないようにすべきでないか。 A.携帯は場所が変わればプレフィクスが変わるので動的割り当てである。 [コンセンサス確認] 参加者総数:40(関係者含む) 1./56単位での登録に、 賛成:0 反対:7 2. /64以上のユーザ割り当てを行っている場合は個々のデータベース登録を 必須とすることに、 賛成:0 反対:12 [結論] 提案[025-03]は継続議論とする。 C. APNIC地域でも意見収集をする可能性も踏まえて継続議論とした(ポリシー WG/橘) C. APNICで意見収集をする場合は、JPで反対意見が多く表明されたことは共 有する。(NTT/藤崎)
9. [I]インターネット資源RIR間移転情報の IANA DBへの反映について (ASO/AC/藤崎 智宏)
[質疑応答・議論] Q. 誰が書き換えるのか。 A. 移転を行ったときにRIRから連絡を行い、IANAが書き換えるのだろう。 (ASO/AC/藤崎) Q. 情報の正統性として、マスターは誰になるのか。 A. マスターはIANA。RIRがIANAに書き換えを依頼する。(ASO/AC/藤崎) C. WHOISと完全に整合しているか分からない。(ASO/AC/藤崎) C. 直感的には手間なのでやりたくない。IPv4アドレス、IPv6アドレスについ ては、可視性がある状態で載せられるかは疑問。 A. 特にAS番号についてはどのRIRに分配されているのかを確認した上で、該 当するRIRのWHOISを検索する上で使う方法もあるだろう。(ASO/AC/藤崎) C. 特にIANAのページを見てWHOIS検索はしていない。 C. 過去の情報をどうみればよいのかも含めて、ちゃんとやろうとしようとす ると手間なのではないか。どちらでもよい気がする。 C. RIRは持っているけれど、IANAのデータベースに反映しないというのは、 IANAが資源の大元であることを考えるとおかしいのでは。 C. 最新のものが掲載されていてほしい。どのように使用されているのか分か らないが、管理する大元の台帳が最新になっていることを希望する。IRR のオブジェクト更新のために、特に在庫枯渇前は、IANAのデータベースを 未分配空間の確認のために見ていた。(JPNIC/川端) C. 返却アドレスの再分配がグローバルポリシーとして適用されたらさらに混 沌とするだろう。(ASO/AC/藤崎) C. 今でも複数のRIR地域で管理しているブロックはあるので、それと同じ対 応でよいのではないか。 C. RIRに分配したものだということが確認できれば十分、との考えがある。 Q. 意見収集の後、どのように取り扱う予定か(ポリシーWG/橘) A. ASOでも話し合わなければならないと思っている。(ASO/AC/藤崎) C. APNICのレンジだけれど、他のRIR地域にも割り当てされているものなども ある。「ホストRIR」を明記するのかも含めて検討が必要。その時「ホス トRIR」がどういう位置付けなのかという問題もある。 C. 今後、グローバルポリシーにするべき、さらなる情報収集が必要かも含め て検討。さらなる意見収集が必要であれば、APNICでも発表する可能性が ある。(ASO/AC/藤崎)
10. RIR Policy Update (ポリシーWG/橘俊男)
[質疑応答・議論] C. ARIN(RIR Principles)やLACNIC(Principles Governing the Distribution of Number Resources)は、JPNICのポリシーの前文にあるような分配方針 である。現状はRIRごとに記述が異なり、そろえる必要があるという議論 がASO/AC内であるので、現在提案にむけてドラフティングを開始したとこ ろであるところである。(ASO/AC/藤崎) Q. 各RIRの個別のポリシー文書の内容をASOが提案するもので置き換え、そろ えることになるのか。(ポリシーWG/橘) A. そうである。(ASO/AC/藤崎)
11. [I]Montevideo Statement (前村昌紀/JPNIC)
[質疑応答・議論] Q. ブラジルのスタンスがよくわからない。プリズムに対してよく批判してい るのはよくわかる。一方でWCIT12ではブラジルは署名していると思う。監 視についてはある程度関与していくというスタンスだったのだと思う。ブ ラジルとしてはどういう方向に進みたいのかわからない。 A. 彼らとしてはインターネットガバナンスに対して明確な姿勢がある。それ がcgi.brであり、政府もそれに従って動いている。強力なオピニオンを出 しながら、インターネットガバナンスはこうあるべきだ、ということを宣 伝しながら、ある意味でのリーダシップを取って行きたいと考えているの ではないだろうか。(JPNIC/前村) C. 政府9、残りの過半数以上で12というcgi.brの構成を考えると、政府以外 の12議席が割れた場合には政府が主導権を取るぞということを意味してい るのではないだろうか。(ポリシーWG/橘) C. IGFバリ会合ではブラジル政府が米国を辛辣に批判していた。(ポリシー WG/橘) C. 同意。国連総会並に批判していた。(JPNIC/前村) Q. マルチステークホルダーの先にプリズムのような監視システムができてし まっても仕方がないと考えているのか。 A. 国対国のインテリジェンスのやり取りは別にあると思う。モンテビデオ声 明の内容をどのように実現するかについては、各組織でいろいろな議論が 行われている。(JPNIC/前村) C. IGFバリ会合の参加者の立場から。会合には米国政府も参加していた。米 国政府はセキュリティを守るためにやらなければならい、ただし一般市民 のプライバシーは侵害しないという姿勢を表明していた。原理原則自体に は反対しないものの、どのような内容までを認めるかというのは議論があっ た。(JPNIC/奥谷) C. ブラジルではインターネットでの市民の権利を法律として制定しようとし ている。cgi.brもこの法律の制定を推奨している。(JPNIC/山崎) C. 最後のスライドで、JPNICとしてどのように関与をしていくのか、姿勢が よくわからない。 A. JPNICの中でも議論がある。そもそもの議論のレベル、例えば、マルチス テークホルダーが正しいのか、という内容まで行っている。現段階ではイ ンターネットガバナンスに関与する場を作っていく、というのが現在のメッ セージになると思う。(JPNIC/石田慶樹)
12. [I]Internet Governance raleted Topics (Kuek Yu-Chuang/ICANN、奥谷泉/JPNIC)
[質疑応答・議論] C. ICANNがマルチステークホルダーモデルで透明性があるというのはわかる。 会議に行くと議論の場が多くて、ICANNの構成要素の中で自分がどの位置 にいるかよくわからなくなる。よくわかるようにして欲しい。(橘) A. どういう形で関わるかは分野もあるかと思う。ICANNの検討の場にはいろ んな分野があると思う。バンコクで開催するミニセッションでは、分野を 分けずにさまざまな分野の人が集まれるようなセッションにする予定であ る。(ICANN/Kuek Yu-Chuang) Q. IPアドレスの管理に関わる人がICANNに対して意見を述べるのと、アドレ ス支持組織がICANNに対して意見を述べるのは、どのような違いがあるか (橘) A. お互いに補完関係があると考えている。(ICANN/Kuek Yu-Chuang) Q. ASOとATLARGEとの関係を強化しないといけないと考えている。RIRのミー ティングにATLARGEの人を呼ぶことを考えているが、どのような方法がある か。(ASO/AC/藤崎) C. 巻き込みの活動はすごい難しい。テクニカルコミュニティの中だけでも分 断していて、リテラシーの異なる人たちの間で会話するのは難しい。まず はアウトリーチをしていくのではないかと思う。(橘) C. 現在JPNICはICANNに対して、NIRとしてはASOに、gTLDに関してはISPCP部 会からGNSOのプロセスに関与している。APNICフォーラムはIPアドレスを 議論する場であるが、APNIC会員、JPNIC指定事業者は、ISPCPの参加資格 はある。ただし全員はなかなか参加できない。現時ISPCPの現在のメンバー は100人ぐらいだが、活発なメンバーは数人。重要な問題であるにもかか わらず、gTLDの問題についてみんな考えてください、と興味を持たせるの も大変。At Largeや非商用ユーザグループの人たちはなんであんなに元気 なんだろうなと思う。そいうところをスタートポイントにして考えていく 必要があると思う。(JPNIC/前村) C. ICANNを構成する色々なグループの活動の中にはGNSO内にあるBusiness Constituencyのように決議に加わるために会費的な物を支払ってメンバー シップを得る必要があるものがある。どういう資格やプロセスで参加でき るのか、といったマニュアル的なものがあればぜひ用意して欲しい。(橘) A. そのような内容を明記するように検討する。(ICANN/Kuek Yu-Chuang) C. アジア太平洋のインターネットをICANNとして何か進めていく、というこ とに期待していただきたい。APNIC事務局長と意見が一致しているところ は、アジア太平洋地域の意見はあまりにもunder representativeである、 と言うところである。この意見の一致は重要であると考えている。一緒に 何か見つけて具体的なアクションを取って行きたいと考えているので、ぜ ひ期待して欲しい。(JPNIC/前村) A. 今後の対応として、重要と思うTOP5についてアンケートやヒアリングを考 えている。(ICANN/Kuek Yu-Chuang) C. ICANN事務局長のコメントとして、職員で最も増やしたのはengagement role で、3倍に増やしたということである。(橘) C. 会社でICANN担当がいるか、ということについて、アジアの人は決まった ルールに沿っていく、という姿勢があると思う。グローバルポリシーとか ポリシーデベロップメントという活動に積極的に参加しようとしない事業 者も多いのではないかと考えている。会社として積極的に関わっていこう というよりは、決まったことに乗っていこうと考えている組織が多いので はないかと考えている。 A. 非常に根本的な問題。前職時代に、他にアジアから参加しておらず、発言 力をもっと持ってもいいと感じてきた。結果を交渉するよりも"決められ た結果に従う"風潮があった。長い目で対応を検討する必要がある問題で ありヒアリングをした上で対応を考えていきたい。(ICANN/Kuek Yu-Chuang) C. 日本の場合は、JPNICやJPRSが努力して正確な情報提供を行ってくれてい るのではないか。自社としてICANNに参加したとしても全て網羅すること は難しいかもしれない。 C. JPNICは、日本のコミュニティを代表しているつもりで、ICANNのプロセス に参加し、情報提供している。この状態より、集まる機会を増やして、み んなと一緒に考えていこう、という風にもっていったほうではないかと考 えている。(JPNIC/前村) C. 明日(11/27)のBoFで、日本のATLARGEを作ろう、という話をする予定なので 興味がある人はぜひ参加して欲しい。(藤崎)
13.[I]Open Mic (ポリシーWG/橘俊男)
時間の都合により実施せず
14.[I]JPOPM25 クロージング (ポリシーWG/橘俊男)
[質疑応答・議論] 特になし