第28回JPNICオープンポリシーミーティング議事録
1. [I] JPOPM28オープニング
橘俊男(ポリシーワーキンググループ)
[質疑応答] ・特になし
2. [I] アクションアイテム 橘俊男(ポリシーWG)
橘俊男(ポリシーワーキンググループ)
[質疑応答] ・特になし
3. [I] JP PDP(Policy Development process)について
橘俊男(ポリシーワーキンググループ)
[質疑応答] ・特になし
4. [I] JPNICにおけるポリシー実装状況報告
川端宏生(一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)
[質疑応答] Q. 103/8からのアドレスを持っていなければ返却アドレスはもらえないはず だけど、どうして返却アドレスからの割り振りの方が多いのか。 A. スライドでは、過去1年の統計を掲載したため。(JPNIC/川端) Q. 枯渇の定義がRIRごとに異なるとのことだが、それはどこかに書いてある のか。 A. NROのページでポリシー一覧がある。(川端) C. 元情報は各RIRにあるということか。 Q. 4バイトより2バイトASの割り当てが多いが、日本には未割り当ての2 バイ トASがある。このことを問題と思わないか。 A. APNICともその点については話をしていて、個別に働きかけをしている。 (川端) C. 日本だけ2バイトの割り当てができる状況が続くのは不公平なので、 APNICに返却をした方がよいのではないかと思う。 Q. RIPE地域との移転ができるようになることが、日本の事業者に及ぼす影響 は。 A. 移転相手先が増える。移転の条件についてはAPNICでの検討段階なので、 詳細が分からないと何とも言えないところはある。(川端)
5. [I]移転支援検討作業グループ活動報告(提案027-01対応)
移転支援検討作業グループメンバー
[質疑応答] C. IPアドレスを譲りたい人のことを考えた場合、一社だけでなく複数の方と 相談をしたい、という需要があると思うので、ぜひ考慮していただきたい。 A. APNICの方法では一社ごとにコンタクトをとる、という形となっているが、 JPNICでは全く同じしくみは現時点で想定しておらず、もう少し柔軟性を 持った方法にしたいと考えている。(川端) Q. APNICではリスト掲載者のうちどれくらいが移転に至ったのか。 A. APNICのミーティングでも報告されており、移転が成立したケースのうち、 半数くらいがリストの情報を利用している、ということである。リストを 見ても、通し番号が歯抜けになっているところが結構ある。(川端) Q. APNICのリスト掲載者へブローカーから連絡が来るが、そのようなケース は弾いていると聞いていたが。 A. APNICではこのリスト以外にブローカーのリストを用意している。 Q. 移転をしたい側の持っているアドレスサイズが、移転を受けたい側の欲し いサイズに満たなくてもコンタクトをしてよいか。また、指定事業者自身 が移転をしたいケースでなくても除外しないか。 A. さらなる検討が必要だと思うが、そういったケースも防ぎようがないかも 知れない。(川端)
6. [I]APNIC39レポート
奥谷泉(一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)
[質疑応答] ・特になし
7. [I]APRICOT-APAN 2015ネットワークチーム運営について
谷崎文義/高田美紀(APRICOT-APAN 2015 ネットワークチーム)
[質疑応答] Q. フェローシップの応募は、日本語でなくてもよいか。(橘) A. 日本語であれば嬉しいなと思うが、他の言語であれば即受け付けない、と いうことではない。ただし、目的は日本の若手技術者の支援なので、積極 的に英語での応護を受け付けるものではない。ただし、留学生の応募も可 能。(高田氏)
8. [I]番号資源におけるIANA機能の監督権限移管の状況アップデート
奥谷泉(一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)
[質疑応答] Q. ドメイン名コミュニティからコメントが出てきているとのことだったが、 これが番号資源のコミュニティにどういう影響があるのか教えて欲しい。 (ポリシーWG/豊野) A. ドメイン名コミュニティの人たちは他のコミュニティに影響がないように 提案を作成したと言っている。ICANNが他の組織にIANA機能を委託すると すると、どの組織と契約を締結するか、という問題が生じる。PTIと契約 を締結したとすると、番号資源はどうなるか、と言った問題が出てくると 思う。(JPNIC/奥谷) A. 法人化に必要なため、PTIのボードを立ち上げることが決まっている。ボー ドの決定権を広げることや対象範囲を広げることが検討されている。番号 資源は、組織を大きくすることよりも決まったことをちゃんとやって欲し いと考えている。(奥谷) Q. 前提として、PTIはドメイン名だけでなく、番号資源とプロトコルについ てもIANAの後継だ、と言っているのか。(豊野) A. そうである。ドメイン名だけではなく、番号やプロトコルについても後継 だと言っている。(奥谷) Q. どこからどこまでが敵なのか。ICANNは胡散臭い、IANAはボトムアップコ ミュニティでうまくやってきていると考えている。どういう人たちがボト ムアップの意見を汲んでくれているのか。(豊野) A. ICANNの影響力が薄れていくことをRIRは懸念している。ICANNのフォーラ ムの人はボトムアップを歓迎している。ただ、ビジネスに関わっている人 は、番号資源のボトムアップとは考え方が違う。番号資源の人から見て、 プロトコルの人とは考え方は似ていると思う。(奥谷) A. 知財の移管については、どこが持つのか、という話になっている。番号資 源やプロトコルに人はIANAトラストと言うところが持てばいいと考えてい ると思うが、ドメイン名の人は違うかもしれない。(奥谷) C. At-Laregeは意見を言いやすいところだと思う。彼らなりのロジックで彼 らは戦っていると思うので、そこに参加するのも一つだと思う。 C. ICANNのボードはコミュニティが選んでいる、なぜ、そんな人たちが信じ られていないのかがわからない。そんな変なことになるとは思わない。 C. ICANNフォーラムに参加して常に思うことである。ICANNは自分が直接投票 できるわけではなく、グループから選出することになり、直接選出してい るわけではないように思えているのかも知れない。知財の人たちは増えて 欲しくないと思っている。みんなを満足させるのは非常に大変だと思う。 (奥谷)
9. Open Mic
橘俊男(ポリシーワーキンググループ)
[質疑応答] C. ボトムアッププロセスは重要だと思っているけれど、アジア太平洋地域は ポリシー提案が少ない。日本からポリシー提案が出てくるよう、ポリシー プロセスの盛り上げをポリシーWGにお願いしたい。ポリシープロセスの見 直しを含めて、検討をお願いしたいと思う。 C. 移転支援策のように、ポリシーに表れないような点についても、取り組ん でいければと考えている。(橘) C. どうしてこんなに参加者が少ないのか。もっと出来ることはないだろうか。 少し気になっているところである。(奥谷) C. 参加者数が少ないことは反省している。たとえば、ARINはNANOGでPublic policy consaltaiton trackを用意しているが、その場にはARINに参加す るような人しかいなくて、どのコミュニティでも参加者を確保するのも大 変なようである。どのように興味を喚起できるのかは分からないが、チャ レンジしていかなければ行けないと思っている。(橘)
10. JPOPM28 クロージング
橘俊男(ポリシーワーキンググループ)
[質疑応答] ・特になし