--------------------------------------------------------------------------- [prop-064] AS番号割り当てポリシーの変更 --------------------------------------------------------------------------- 原文: Change to assignment policy for AS numbers http://www.apnic.net/policy/proposals/prop-064-v002.html 概要: 現在ポリシーで定義されている4バイトAS番号の分配への移行ステップに、もう1 段階加える。(★印が追加したステップ) これにより2009年7月に2バイトASの分配を規模する組織は、1つ以上のピア先ま たは上位のトランジットプロバイダが4バイトAS対応をしていないことをピア先/ 上位トランジットからの電子メール、またはその他の書類により証明しなければ いけない。 2007年1月  APNICからデフォルト2バイトAS分配       希望者へ4バイトASを分配 2009年1月  APNICからデフォルト4バイトAS分配       希望者へ2バイトASを分配 ★2009年7月 APNICからデフォルト4バイトAS分配★        4バイトASの分配を受けることが不適切であることが証明された        ケースに対しては2バイトASの分配を行う 2010年1月  2バイト4バイトを区別なく分配        AS番号プールも2バイトと4バイトで区別せず、すべて4バイトASの       プールにまとめてそこから分配 解決したい問題: 現在のポリシーでは、2010年に2バイト4バイト区別なく分配される、そのひとつ 前のステップとして、2009年に1月より、デフォルト4バイトASの分配は行うもの の希望すれば条件なく2バイトのASの分配を認めている。 従って、申請者は2009年1月以降もそのまま容易く2バイトの申請を希望し続ける ことが可能であり、このままではプロバイダコミュニティやベンダーが4バイト AS番号へ対応の要求をほとんどしない状態で2010年1月の4バイトAS番号の分配に 突入する可能性がある。 影響: (JPNIC補足)  ・2009年7月〜2010年1月まで2バイトAS番号の分配を希望する申請者はその必   要性の証明が求められる メリット:  ・より早い段階で4バイトAS対応の意識を高め、ISPによる4バイトAS対応の需   要を生み出す  ・より多くの4バイトAS番号が経路表で見受けられるようになる  ・4バイトAS対応に前向きではない人々が判明し、実証される。これは区別の   ない割り当てを行うにあたっての実装と準備状況に向けた情報提供につなが   る  ・ベンダーおよびサービスプロバイダに4バイトコード実装するよう、より多   くのプレッシャーを与えることができる  ・2バイト4バイト区別をつけない分配に向けてより円滑な移行ができる...等 デメリット:  ・APNICスタッフによる管理負荷が増える可能性がある 適用対象:  ・APNIC/NIRへのAS番号の申請者