DNSではその階層的な構造のためにネームサーバの階層的な位置が上位になる ほど影響範囲は大きくなる。逆引きDNSにおいてもこの点は例外ではなく、逆 引きネームサーバが不適切に設定されている状況(Lame Delegation)では、そ の該当IPアドレス範囲内の逆引き問い合わせが正常に行われない事に起因し、 アプリケーションサービス全てに影響がでる可能性がある。 こうした状況を改善するため、JPNICから割り振られたアドレス範囲内の逆引 きDNSがlame delegationとなるゾーンに対しては、JPNIC管理下の逆引きの委 任をしない措置を導入したい。
1:想定されるメリット: DNSの逆引きが正常に行われるようになることで健全なインターネットの 運用に貢献できる デメリット: 特になし 2:影響をうける対象(指定事業者、JPNIC、ユーザなど) JPNIC レジストリシステムの改修が必要 ユーザおよび指定事業者への対応業務の負荷が増える 指定事業者・ユーザ DNSの逆引き設定を正しく行うことが必要である 指定事業者での業務フローを変更しなければならない場合がある
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