第6回JPNICオープンポリシーミーティングでの提案をもとに、歴史的経緯を持
つPIアドレスの確認書提出、情報更新について作業を進めてきたが、現時点で
も連絡の付いていない/手続きの完了していない歴史的PIアドレスが残ってい
る。そのため、以下のような問題がある。
・情報が古いことにより、ハイジャック等不正利用の可能性が高まる
・使用されていないとしたら、割り当てられたままとなっているのはアドレ
スの無駄である
・PAアドレス利用者との公平負担の観点から、将来有料化することも検討し
ているが、連絡先が分からない場合費用の回収は困難
これらの問題を改善するため、使用されていないPIアドレスを回収することを
提案する。
具体的には、経路広告がされておらず、かつ、割り当て先組織が当該アドレス
を使用する意思を確認できないアドレスは、回収を進めること(以下 4) )につ
いてコンセンサスを得たい。
<回収までの流れ>
1)確認書の提出がされていないアドレスを対象に、経路広告の有無を調査
2)1)の結果、経路広告があるアドレスについては継続使用のための手続きを
行なうよう再度連絡
3)1)の結果経路広告がないアドレスへも再度連絡をし、今後当該アドレスを
使用するか訊ねる(方法は電子メール→FAX→電話→郵送、期間は半年程度
を想定)
4)3)で一定期間連絡を試みても連絡がつかない場合には、当該アドレスを回
収する
* 経路広告がされていなくても、割り当て先組織から使用している旨の申し
出があった場合は、現時点では回収の対象としない。
1:想定されるメリット、デメリット
メリット:
先述の問題点の改善
デメリット:
特になし
2:影響をうける対象(指定事業者、JPNIC、ユーザなど)
・歴史的経緯を持つPIアドレスの割り当て先組織(特に使用していない場合)
・ISP等(問い合わせを受ける可能性あり)
・JPNIC
質問,議論は ip-users ML( ip-users@nic.ad.jp) にてお願いいたします.