6rd 用アドレス割り振りポリシーの提案
藤崎 智宏 (慶応義塾大学大学院 メディアデザイン研究科)
6rd に特化したアドレス割り振りポリシーを制定する.
IPv6導入の有力な手段として,6rd の標準化が進んでおり,サービスとして採用するISPも出始めている.しかしながら,6rd の導入の際には,通常より広いIPv6アドレス空間が必要であり,現状のIPv6アドレス割り振り・割り当てポリシーでは,必要空間を取得するのが困難である.
具体的には,6rd では,基本的に 32bit のIPv4 アドレスをIPv6アドレス中に埋め込む必要がある.このため,現状の基本サイズ /32 であると,ユーザ割り当てサイズは/64 となり,宅内にサブネットを設置することができず,NATの導入を助長する可能性もある.
6rd に特化したポリシーを制定する.6rd を使用する場合に限り,ユーザ宅内NWに nibble boundary の最低サイズである4 bit 分の subnet 空間を用意するとして,/28 の割り当てを実施する.
ただし,空間的には非常に無駄が多いため,この割り振りについて,
ことを必須とする.
6rd の導入を促進することで,IPv6 の普及促進が図れる.
アドレス空間的には無駄が多い.
リナンバ,返却のコストがかかる.
6rd 割り振りポリシーの新設に対する是非,及び,条件について.
質問,議論は ip-users ML( ip-users@nic.ad.jp) にてお願いいたします.