第21回 JPOPM 提案 02 (Proposal)


[提案021-02]: JPNICの移転ポリシーにおける移転先,移転元要件の変更

タイトル

JPNICの移転ポリシーにおける移転先,移転元要件の変更

提案者

藤崎 智宏 (慶応大学大学院)

文書バージョン

1 (2011.10.23)

提案内容
・提案内容の概略

現在,JPNIC内に閉じているIPv4アドレス移転を,他のAPNIC内NIR会員,APNICメンバ,
他RIR間でも可能とする.


・提案理由
- 現状の問題点
JPNIC現移転ポリシー「IPv4アドレス移転申請手続き」では,IPv4アドレス移転
がJPNIC内に閉じておりJPNIC外との移転ができない.これは,移転ポリシーの
基本概念である,IPv4アドレスの効率的利用,という目的に反する.


- 改善したいポイント
現在,JPNICに閉じているIPv4アドレス移転を,JPNIC外組織に対しても可能とする.
具体的には,

http://www.nic.ad.jp/doc/ipv4transfer.html

の移転元,移転先要件をJPNIC外組織を許すように変更する.


- 想定されるメリット、デメリット
メリット: 今以上に,IPv4アドレスの効率的利用が可能となる.
デメリット: 特になし.


・提案が採択された場合の影響範囲(指定事業者、JPNIC、ユーザなど)
指定事業者:
  JPNIC外からのアドレス移転や,JPNIC外へのアドレス移転が可能となる.
JPNIC:
  JPNIC配下のアドレスが,他地域に流出する.移転不可能なアドレスブロックも
  存在する可能性がある場合,対処が必要な可能性がある.

・コミュニティに対し,合意を得たいポイント
JPNIC指定事業者が,JPNIC外組織とのアドレス移転を可能とするかどうか.

質問,議論は ip-users ML( ip-users@nic.ad.jp) にてお願いいたします.