RIR間アドレス移転提案 (prop-095 in APNIC)
藤崎 智宏 (慶応大学大学院)
1 (2011.10.10)
・提案内容の概略 現在,APNIC内に閉じているIPv4アドレス移転を,対向のRIRにて移転が認められて いる場合に,RIR間でも可能とする. ・提案理由 - 現状の問題点 APNICの現移転ポリシーは,APNIC内に閉じており,他RIRがRIR間移転を 認めても対応できない.これは,APNICの移転ポリシーの基本概念である, IPv4アドレスの効率的利用,という目的に反する. - 改善したいポイント 現在,APNIC内に閉じているIPv4アドレス移転を,対向のRIRにて移転が認められて いる場合に,RIR間でも可能とする.詳細は, http://www.apnic.net/policy/proposals/prop-095 にて定義されている. - 想定されるメリット、デメリット メリット: 今以上に,IPv4アドレスの効率的利用が可能となる. デメリット: 特になし. ・提案が採択された場合の影響範囲(指定事業者、JPNIC、ユーザなど) 指定事業者: 他のRIRからのアドレス移転や,他のRIRへのアドレス移転が可能となる. JPNIC: JPNIC配下のアドレスが,他地域に流出する.移転不可能なアドレスブロックも 存在する可能性がある場合,対処が必要な可能性がある. ・コミュニティに対し,合意を得たいポイント prop-095 に従った,アドレス移転を認めるかどうか.
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