DNS正/逆引きの運用はネットワークの根幹を支える重要事項であり,
これらに関連する工事,障害などの情報はIPアドレス指定事業者,ネッ
トワークオペレータ,ユーザに対して迅速に周知される必要性がある.
先の10月23日に発生したAPNICによる逆引き障害の際は
10/23 01:30-21:30 障害発生
10/24 JPNICによるプレスリリースがWEB上に掲載
10/28 APNICによるメーリングリスト通知(apnic-announce)
同 JPNICによる対策開始のプレスリリースがWEB上に掲載
11/01 JPNICによる10/28 APNICアナウンスの訳がWEB上に掲載
という時系列で周知が行われた.
本件は,サービスが9時間停止した重要事態であるにも関わらず,
これらは全て事後報告である.またWEB上での掲載という形では真に
情報が必要な利用者に向けて十分な周知がされていない.
更にプレスリリースの内容に関しても「DNSが停止」「逆引きの名前
解決が停止」等の不明確な表現が散見される.
10/28の対策発表では(APNICに対する)「障害検知・通知手段の改善の
検討」とされている.本提案ではこれに加え,国内に向けた説明責任
を果たすための翻訳,連絡,周知体制も整えることを強く要望する.
1:想定されるメリット:
・障害等の通知事項発生時に必要な情報が共有される
同 デメリット:
・JPNIC/APNICに24時間監視的な稼動が発生する
2:影響をうける対象
JPNIC/APNIC
・連絡体制の確立が必要
・SLAなどサービス提供に関するガイドラインの確立が必要
指定事業者
・JPNICから連絡を受け取る体制作りが必要
一般ユーザ
・特になし
質問,議論は ip-users ML( ip-users@nic.ad.jp) にてお願いいたします.