p022-0112016-09-29 06:58:54proxy-v4.nic.ad.jp022-01: 返却されたIPv4アドレスの配布について概要[提案ID] 022-01 [提案タイトル] 返却されたIPv4アドレスの配布について [提案内容] 提案内容の概略 現在のアドレス配布ポリシーでは,返却されたIPv4アドレスは,「最後の /8」アドレス配布ポリシーに従う扱いを受けるが,これを別なポリシーで配布することを提案する. 提案理由 現状の問題点 「最後の /8」アドレス配布ポリシーにおいては,一組織が取得できるアドレスが制限されており,そのため,多くのIPv4アドレスが利用されないままとなっている. 先日,IANAに返却があったIPv4アドレスは,5つのRIRに再配分されるというグローバルポリシーが成立した.今後,IANAレベルにて,IPv4アドレスの返却があった場合,現状のポリシーのままであると,死蔵資源となりかねない.改善したいポイント 「最後の/8」以外の空間にて,返却があったアドレス,及び,上記グローバルポリシーにて配布されたアドレスについては,「最後の/8」ポリシーの範囲外とし,「IPv4アドレス配布プール」にストックする.IPv4アドレスが必要な組織は,「最後の/8」ポリシーと同様の基準で,「IPv4アドレス配布プール」の最大値 ÷ (その時点のAPNIC会員数*)の大きさまで,アドレスを取得可能とする(配布の最小値は,/24 とする).サイズの計算は,年二回 (1/1と6/1)とする(初回のみ,ポリシー成立直後とする).APNICの会員数には,各NIRの会員数を含む. 想定されるメリット、デメリット メリット 返却されたアドレスが無駄にならない. IPv4アドレスが必要な組織にアドレス配布が可能となる. デメリット アドレスプール管理の手間 提案が採択された場合の影響範囲(指定事業者、JPNIC、ユーザなど) 指定事業者,JPNIC コミュニティに対し,合意を得たいポイント このポリシーの必要性,及び,割り振り基準 [提案者] 藤崎 智宏 (NTT) 提案の履歴アクティビティ日付状態参照
MLへの投稿2012年6月5日JPNIC-IP-USERS 2237
JPOPM22での発表2012年6月19日JPOPM22にて議論されましたがコンセンサスには至りませんでした。発表資料(PDF)/議事録