023-02: ポリシー策定プロセスの改定
概要
[提案ID]
- 023-02
[提案タイトル]
- ポリシー策定プロセスの改定
[提案内容]
- 提案内容の概略
- JPOPMでコンセンサスとなった提案をJPNICが責任をもってAPNICに提案、了承を得るように改定する
- JPNICは現状どおりコンセンサスとなった提案に反対・棄却する権利を行使するできるようにする。
- コンセンサスとなった提案を棄却する場合は棄却者が棄却提案をオープンポリシーフォーラムに行うこととする。
- 提案理由
- 現状の問題点
- 現在はJPOPMでコンセンサスとなっても提案者が再びAPNICで提案する必要があり、JPOPMでのコンセンサスの意味が感じられない。
- 現状の問題点
- 改善したいポイント
- JPOPMでコンセンサスとなった提案はJPNICが共同提案者となってAPNICに提案、了承を得るように努力することを義務付ける
- JPNICがコンセンサスとなった提案を反対・棄却する権利は残すが、説明責任を果たすために棄却提案をオープンポリシーフォーラムに行うようにする。
- 棄却権限者(ポリシーWG、JPNIC、JPNIC理事会)がコンセンサスとなった提案を棄却する場合も同様とする。
- 想定されるメリット、デメリット
- メリット
- 提案者はAPNICへの再度の提案の必要がなくなるため、提案を出しやすくできる
- 日本のコミュニティの意見をAPNICに伝達しやすくできる
- JPNICは公益法人として日本の国益を守る重要な役割を果たすことができる
- コンセンサスとなった提案を棄却する場合には棄却提案によって説明責任を果たすことができる。
- デメリット
- なし
- メリット
- 提案が採択された場合の影響範囲(指定事業者、JPNIC、ユーザなど)
- JPNICはAPNICの日本支店的な役割から、日本代表としてAPNICと対等な役割を担う必要が出てくる
- 提案者は提案しやすくなり、指定事業者・ユーザーはより有利な条件でインターネットを利用することが出来るようになる
- ポリシーWG、JPNIC、JPNIC理事会はコンセンサスとなった提案を反対・棄却するには、オープンポリシーフォーラムに棄却提案を行う必要がある。
- コミュニティに対し,合意を得たいポイント
- ポリシー策定プロセスを改定し、JPOPMでコンセンサスとなった提案はJPNICが共同提案者となってAPNICもしくはAPNICオープンポリシーミーティングに提案しなければならない。
- JPNICは共同提案を拒否するために棄却提案を行う事ができる。
- 棄却権限を持った、ポリシーWG、JPNIC、JPNIC理事会も棄却する場合は同様に棄却提案を行い、コンセンサスを得るものとする。
[提案者]
- 山口 二郎 (株式会社ファイバーネットワーク)