第36回JPNICオープンポリシーミーティング議事録
第1部
1. JPOPM36オープニング
鶴巻 悟(JPOPF運営チーム)
[質疑応答] なし
2. [I] JP PDP (JPNICにおけるPolicy Development Process)解説
豊野 剛(JPOPF運営チーム)
[質疑応答] なし
3. [I] 初めてのAPNIC Policy SIG
中川 香基(JPNIC)
[質疑応答] なし
4. [I] JPNICアップデート(統計情報)
角倉 教義(JPNIC)
[質疑応答] なし
5. [I] WHOIS教室
中川 あきら(JPOPF運営チーム)
[質疑応答] Q. 組織名の検索を完全一致でしか受け付けない理由はなにかあるのか、たま に部分一致で検索したい、という時もある。 A.網羅的な検索から情報をまとめて取得できないようになっている(佐藤晋) IPアドレス・AS番号をJPNICから分配を受けている組織が利用可能なWeb 申請システムであれば、部分一致でも検索できるようになっている。 WHOISはトラブル時の連絡先として網羅的検索はできないようになっている。(川端) Q. 担当者から該当の情報を逆引きできるようにしているのはどのような理由 があるか(豊野) A. ネットワーク情報に登録された担当者を変更したいとき、ハンドルがど の情報に登録されているかを知りたいときに利用されるのではないか。(川端) Q. 今回の説明はJPNIC WHOISだけになるのか、他のWHOISと共通のものなのか。 A. 一部を除いてJPNIC WHOISの検索方法の話になる。AS検索時のスペースなどは情報の 持ち方によって異なるので一概に共通するとは言えない。(佐藤香)
第2部
6. [I] APNIC46・RIRレポート
鶴巻 悟(JPOPF運営チーム)、川端 宏生(JPNIC)
[質疑応答] Q. RIPEの連絡先チェック(abuse-c)のスライド中のチケット数とは何か。 1回目のチェック通らずにに2回目のチェックに進んだ人の事か。(豊野) A. 詳しく書かれていないが、おそらく外形的な検査で不合格となったもののこと。(川端) C. 外形的な検査不合格で次のメール審査に進んだのが1割であれば一見良さそうに見える。 外形審査だけで実際に読めているかは疑問だが。(豊野) C. そのためにURLクリック等の対策を行うというのが提案者の意図のようだ。(川端) Q. prop-124 prop-126の説明で、出てきた賛成/反対の表明について、APNICでの コミュニティメンバーは国単位で意見表明するのか、個人か。 A.この場と同じで個人単位での意見表明を行う。(鶴巻) また、日本の様に国内でOPMのような場を設け、集約した意見を伝えるケースもある。(川端)
7. [I] JPNICアップデート(ポリシー実装)
川端 宏生(JPNIC)
[質疑応答] C. 必要な方は、割り振り申請をお早めに。(川端)
8. [P] (036-01)JPNICにおけるWHOIS正確性向上の検証
鶴巻 悟(JPOPF運営チーム)
[質疑応答] Q. Whoisの正確性向上だが、中身がAbuse欄をどうするかだけに特化しているように思う。 Abuse以外の情報の鮮度をどうするかは議論になっていないのか? A. 今回の提案では、Abuseの正確性を向上することに特化している。 海外での取り組みではまずはAbuseでということ話が進んでいる。また、だれにメリットがあるか という事を考えたときに、そもそも連絡先にはAbuseもしくはネットワークトラブル、スパム、 セールスあたりが連絡としてくる事が多い。ネットワークの情報は地続きに辿ればなんとかなる事が 多いが、Abuseは迷惑行為を受けた人が直接窓口にアクセスしないと問題解決しないクリティカルな 部分だと思う。必要があればこれを試金石に他の情報鮮度維持に広げていく提案もできるのでは。(鶴巻) Q. Abuse以外の窓口や電話番号などの鮮度がよくないように感じている。 それらはコミュニティ内でどのくらい課題意識になっているのか。 A. 自分知る限りでは、Abuse以外で困ったという話は聞かいたことがない。 JPNICからの情報では、請求の連絡メールを送ると10%くらいが不達になるとのこと。 実際は、他の登録情報をつかってコンタクト取れるので、それほど困ってはいないようだ。 先ず第一歩がAbuseになると考えている。(鶴巻) C. 提案のタイトルをAbuseに特化したことがわかるようににすればよかった。 A. 意図としてはその通りで,WHOISの中でも今回はAbuse問い合わせ先の正確性向上が目的となっている。(鶴巻) Q. 既に他のNIRでは開始しているという話はあるか?(豊野) A. prop-125は、APNICから各NIRへ実装を推奨されている。。 台湾のOPMでは既に話をされていたようなので、何らかの対応を 検討しているところと思われる。NIRでWHOISを持っているところは、 何かしらの対応を今後やることになると思う。(川端) [意思確認] ワーキンググループ設立について 賛成 … 14 反対 … 0 意見なし … 1 →コンセンサスに至ったと判断する IRT Objectに相当する登録情報の実装可否をWGで検討することについて 賛成 … 13 反対 … 0 意見なし … 2 →コンセンサスに至ったと判断する C. WGは最終コンセンサス後、公募で設立、JPOPMで結果報告後、実装勧告を行う。(豊野) 次回のJPOPMで第一次中間報告を行う予定、最終報告とあわせてそこで意見照会ができれば。(鶴巻) WGに検討を丸投げするということではなく、JPOPF運営チームも一緒に入って検討することになる。(中川あきら)
9. [I] 次回APNIC Proposalに関する事前意見交換(prop-130他)
中川 香基(JPNIC)、鶴巻 悟(JPOPF運営チーム)
[質疑応答] C. (ARIN prop-266について)検知のところは、経路奉行を輸出するチャンスに思う。 本当のハイジャックか、オペミスかはあるが、協力できる部分があると思う(鶴巻)
10. JPOPM36クロージング
中川 あきら(JPOPF運営チーム)
[質疑応答] このような場は非常に重要。ボランティアベースでの活動を15年に渡って 続けてもらっていて、APNICからも、コミュニティーのメンバーを代表する 形で感謝状を授与したい(佐藤晋) (拍手により賛意が示される)