第44回JPNICオープンポリシーミーティング議事録

2023年6月23日(金)14:00-17:45

司会:中川 あきら・谷崎 文義(JPOPF運営チーム)

1. JPOPM44オープニング

中川 あきら(JPOPF運営チーム)

[意見・質疑応答]

なし

2. [I] WHOIS教室

中川 あきら(JPOPF運営チーム/JPIX)

[意見・質疑応答]

C. v6表記に関するRFC5952対応、準備はしているが設定変更が必要な状態。
   しばらくお待ちください(川端)

3. [I] APNIC/RIRs Update

中川 香基(JPNIC)

[意見・質疑応答]

なし      

4. [I] APRICOT2023/APNIC55フェローシップ体験談

石原 匠(慶応義塾大学大学院)

[意見・質疑応答]

C. コロナ拡大前からフェローシップを行っている。募集は終了してしまった
   がIETFでも行っていたし、次回APNIC56でも実施予定。30歳くらいまでの、
   若手方が周りにいらっしゃったらぜひご案内いただきたい。JPNICのWebサ
   イトに掲載されている、参加者のレポートも参考になるかもしれない。
   ぜひフェローシップを利用していただきたい(川端)     

5. [I] インターネット番号資源ホットトピックス 特別編「地域インターネットレジストリは本当に堅牢なのか?」

前村 昌紀(JPNIC)

本プログラムは議事録の公開はありません

6. [I] JPNICアップデート(ポリシー実装)

川端 宏生(JPNIC)

[意見・質疑応答]

C. APNIC56京都、事前の運営チーム主催の事前の意見収集ミーティングにぜひ
   ご参加ください。APRICOTとの共催からは18年ぶり、単独開催としては北九
   州で開催した2002年夏以来です。ご提案についても、ぜひ積極的にご検討
   ください(川端)

7. [I] 「Abuse窓口」が見つけられない問題

山下 健一(さくらインターネット株式会社)

[意見・質疑応答]

C. かつてabuse担当をしていたので、野戦病院というのがよく分かる(谷崎)
        
C. JPNICでhostmaster@nic.ad.jpの担当をしており、野戦病院という意味が
   よく分かる。機械的に送られているものもあり、返信しても反応がないこ
   ともある(川端)

C. abuseが入っているから日本のWHOISを見るというようになっていくと良い
   と思った。(山下)

Q. NIRがあるところでは、同じ問題が起こっているのか(谷崎)

A. NIRによってはWHOISを整備中であるなどの理由で、APNICに頼っていると
   ころもある。状況はそれぞれ異なる(川端)

C. JPNICのWHOISを引くことが多いので、JPNICのWHOISでabuseの登録がされ
   ているといいと思う。一方、まずはAPNICのWHOISを引き、さらに下位の
   NIRのWHOISを引く、というように2段階になってしまい、さらに現地語に
   なる可能性もあるであろうことから、JPNICで登録したものがAPNIC 
   WHOISでも参照できるようになるとよい(中川)

C. そのようになっていると良いと思う(山下)

Q. JPNIC WHOISの情報がAPNICにコピーされるようになっているか(中川)

A. 要確認である(川端)

C. 連携は簡単ではないかもしれない(谷崎)

Q. abuseの自動化は、どのようなところでなされているのか。自動化につい
   て今一つピンとこなかった(谷崎)

A. APNIC125の提案に関わられた方が活動されている、M3AAWG
   (https://www.m3aawg.org/)でアンチアビューズの取り組みをしている(山下)

Q. オープンソース的な活動となっているのか。自動化は流行っていくものな
   のか、手掛かりとなるような話が聞ければと思った(谷崎)

A. サイバー攻撃(特にブルートフォース、ポートスキャン、DDoS)は、受け
   たらすぐにabuseに連絡するようなソフトウェアはオープンソースにある。
   それ以外の、権利の侵害に関しては弁護士などが入るので、完全自動化に
   なることはないと思うが、受け取った側のシステムではフォーマットを整
   えて記録するような開発が進んでいるようである。日本は書面主義だが、
   海外は手で対応するのはナンセンスなのでシステム化していて、日本にも
   システム化を期待されている向きがある。手作業でいつまでも対応するの
   はナンセンスなので、大きなトレンドとしてはシステム化されていくと思
   う(山下)

Q. DoS攻撃などは機械的なフォーマットでやり取りされて、受信者側では受け
   取ったら自動的にフィルタする、他は人の対応に回す、などというように
   なっていくのでしょうね(谷崎)

A. abuse.io は、abuse窓口で受け取った連絡を受けて自動でパースしてメー
   ルを送るオープンソースのアプリケーションを、ISPさんたちが合同で作っ
   ている。小規模なISPでないと使えなそうだと思いながら見ている(山下)

C. 放っておくと、どんどんメールが飛んでくるが、受ける方も対応していか
   なければいけない(谷崎)

C. 人手で受け取り対応することはとても対応なので、フォーマットが整って
   いるものは自動化するなど、省力化していかなければいけないと感じる
   (山下)

C. 継続的に議論ができると良いと思う(谷崎)

8. [I] JPOPF-STからのお知らせ

JPOPF運営チーム

[意見・質疑応答]

なし

9. JPOPM44クロージング

JPOPF運営チーム

[意見・質疑応答]

C. 9月のAPNICの3週間後、同じ会場でIGFという世界最大のインターネット
   イベントがある。こちらもぜひご参加ください(前村)

以上

None: JPOPM44minute (最終更新日時 2023-08-22 03:44:13 更新者 jpnic)