009-01: RIR情報の迅速な共有体制作りの提案
概要
[提案ID]
- 009-01
[提案タイトル]
- RIR情報の迅速な共有体制作りの提案
[提案内容]
- 現状の問題
DNS正/逆引きの運用はネットワークの根幹を支える重要事項であり,これらに関連する工事,障害などの情報はIPアドレス指定事業者,ネットワークオペレータ,ユーザに対して迅速に周知される必要性がある.
先の10月23日に発生したAPNICによる逆引き障害の際は
10/23 01:30-21:30 障害発生
10/24 JPNICによるプレスリリースがWEB上に掲載
10/28 APNICによるメーリングリスト通知(apnic-announce)
同 JPNICによる対策開始のプレスリリースがWEB上に掲載
11/01 JPNICによる10/28 APNICアナウンスの訳がWEB上に掲載
という時系列で周知が行われた.
本件は,サービスが9時間停止した重要事態であるにも関わらず,これらは全て事後報告である.またWEB上での掲載という形では真に情報が必要な利用者に向けて十分な周知がされていない.更にプレスリリースの内容に関しても「DNSが停止」「逆引きの名前解決が停止」等の不明確な表現が散見される.
10/28の対策発表では(APNICに対する)「障害検知・通知手段の改善の検討」とされている.本提案ではこれに加え,国内に向けた説明責任を果たすための翻訳,連絡,周知体制も整えることを強く要望する.
- 提案が採択された場合
- 想定されるメリット・デメリット
- メリット
- 障害等の通知事項発生時に必要な情報が共有される
- デメリット:
- JPNIC/APNICに24時間監視的な稼動が発生する
- メリット
- 影響をうける対象
- JPNIC/APNIC
- 連絡体制の確立が必要
- SLAなどサービス提供に関するガイドラインの確立が必要
- 指定事業者
- JPNICから連絡を受け取る体制作りが必要
- 一般ユーザ
- 特になし
- JPNIC/APNIC
- 想定されるメリット・デメリット
[提案者]
- 豊野 剛 (日本電信電話株式会社 情報流通プラットフォーム研究所)
提案の履歴
アクティビティ |
日付 |
状態 |
参照 |
MLへの投稿 |
2005年11月21日 |
JPNIC-IP-USERS 1028 |
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JPOPM9での発表 |
2005年12月8日 |
JPOPM9にて議論されました |
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MLでのコメント募集 |
2005年12月29日 |
JPNIC-IP-USERS 1050にてアナウンス、2006年1月18日にコメント募集期間終了 |
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実装勧告 |
2006年2月11日 |
ポリシーWGよりJPNICに,ポリシーの実装を勧告 |
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APNICでの発表 |
2006年3月2日 |
JPNICより、APOPM21 DNS operations SIGにて発表。同時に、APNICよりDNS運用見直しの報告 |
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実装完了 |
2006年12月7日 |
JPOPM11にて、JPNICより実装完了報告 |