010-02: lame delegationの改善に関する提案
概要
[提案ID]
- 010-02
[提案タイトル]
- lame delegationの改善に関する提案
[提案内容]
- 現状の問題
DNSではその階層的な構造のためにネームサーバの階層的な位置が上位になるほど影響範囲は大きくなる。逆引きDNSにおいてもこの点は例外ではなく、逆引きネームサーバが不適切に設定されている状況(Lame Delegation)では、その該当IPアドレス範囲内の逆引き問い合わせが正常に行われない事に起因し、アプリケーションサービス全てに影響がでる可能性がある。
- こうした状況を改善するため、JPNICから割り振られたアドレス範囲内の逆引きDNSがlame delegationとなるゾーンに対しては、JPNIC管理下の逆引きの委任をしない措置を導入したい。
- 提案が採択された場合
- 想定されるメリット・デメリット
- メリット
- DNSの逆引きが正常に行われるようになることで健全なインターネットの運用に貢献できる
- デメリット
- 特になし
- メリット
- 影響をうける対象(指定事業者、JPNIC、ユーザなど)
- JPNIC
- レジストリシステムの改修が必要
- ユーザおよび指定事業者への対応業務の負荷が増える
- 指定事業者・ユーザ
- DNSの逆引き設定を正しく行うことが必要である
- 指定事業者での業務フローを変更しなければならない場合がある
- JPNIC
- 想定されるメリット・デメリット
[提案者]
- 小山 祐司 様 (JPNIC)