010-03: 歴史的経緯を持つPIアドレスに関する今後の取り組みについて
概要
[提案ID]
- 010-03
[提案タイトル]
- 歴史的経緯を持つPIアドレスに関する今後の取り組みについて
[提案内容]
- 現状の問題
- 第6回JPNICオープンポリシーミーティングでの提案をもとに、歴史的経緯を持つPIアドレスの確認書提出、情報更新について作業を進めてきたが、現時点でも連絡の付いていない/手続きの完了していない歴史的PIアドレスが残っている。そのため、以下のような問題がある。
- 情報が古いことにより、ハイジャック等不正利用の可能性が高まる
- 使用されていないとしたら、割り当てられたままとなっているのはアドレスの無駄である
- PAアドレス利用者との公平負担の観点から、将来有料化することも検討しているが、連絡先が分からない場合費用の回収は困難
これらの問題を改善するため、使用されていないPIアドレスを回収することを提案する。
具体的には、経路広告がされておらず、かつ、割り当て先組織が当該アドレスを使用する意思を確認できないアドレスは、回収を進めること(以下 4) )についてコンセンサスを得たい。
<回収までの流れ>
- 1)確認書の提出がされていないアドレスを対象に、経路広告の有無を調査
- 2)1)の結果、経路広告があるアドレスについては継続使用のための手続きを行なうよう再度連絡
- 3)1)の結果経路広告がないアドレスへも再度連絡をし、今後当該アドレスを使用するか訊ねる(方法は電子メール→FAX→電話→郵送、期間は半年程度を想定)
- 4)3)で一定期間連絡を試みても連絡がつかない場合には、当該アドレスを回収する
- 経路広告がされていなくても、割り当て先組織から使用している旨の申し出があった場合は、現時点では回収の対象としない。
- 提案が採択された場合
- 想定されるメリット、デメリット
- メリット
- 先述の問題点の改善
- デメリット
- 特になし
- メリット
- 想定されるメリット、デメリット
- 影響をうける対象(指定事業者、JPNIC、ユーザなど)
- 歴史的経緯を持つPIアドレスの割り当て先組織(特に使用していない場合)
- ISP等(問い合わせを受ける可能性あり)
- JPNIC
[提案者]
- 佐藤香奈枝 (JPNIC)