011-02: 歴史的経緯を持つIPアドレスの割当先明確化について -使用されていない歴史的PIアドレスの回収前の手続きについて-
概要
[提案ID]
- 011-02
[提案タイトル]
- 歴史的経緯を持つIPアドレスの割当先明確化について -使用されていない歴史的PIアドレスの回収前の手続きについて-
[提案内容]
- 歴史的経緯を持つPIアドレス(以下、歴史的PIアドレス)については、第6回JPNICオープンポリシーミーティング(以下、JPOPM) での提案以降、同意書締結、情報更新を進めてきた。そして、前回、第10回JPOPMでは、使用されていない歴史的PIを回収することが合意され、ただし、回収手続きの方法については再度議論することとなった。今回は以下の提案を行いたい。
- まだ連絡のとれていない歴史的IPアドレス割り当て先へは、これまでの連絡手段(電子メール、郵送)以外に、電話連絡や組織種別に応じたその他の連絡を行ない、
- これらの連絡を行なった結果を2007年夏(予定)のJPOPMで報告したうえで、その後回収を進める(この時点で問題があれば見直す)
- 現状の問題点(改善したいポイント)
- 使用されない歴史的PIアドレスが存在し、WHOISで公開され続けることにより、アドレスのハイジャックなど不正利用される可能性があるため、回収することによりこれを防止したい。
- アドレスが割り当てられているにも関わらず使用されていないことにより無駄を生じているため、回収し、将来(状況に応じて)別の用途に割り当てるなど有効活用できるようにしたい。
- 提案が採択された場合、
- 想定されるメリット、デメリット
- メリット
- 上記問題点が解決される
- メリット
- 影響をうける対象(指定事業者、JPNIC、ユーザなど)
- 歴史的PIの割り当てを受けている組織(使用しておらず、JPNICとの連絡等も行なっていない場合にアドレスを回収される)
- 歴史的PIの割り当て先を顧客に持つISP等(関連する問い合わせを受ける可能性がある)
- 想定されるメリット、デメリット
[提案者]
- 佐藤 香奈枝(JPNIC)
提案の履歴
アクティビティ |
日付 |
状態 |
参照 |
MLへの投稿 |
2006年11月21日 |
JPNIC-IP-USERS 1142 |
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JPOPM11での発表 |
2006年12月7日 |
JPOPM11にて議論されました |
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MLでのコメント募集 |
2006年12月26日 |
JPNIC-IP-USERS 1154 にてアナウンス |
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MLでのコメント募集 |
2007年1月19日 |
コメント募集期間終了、反論なし |
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実装勧告 |
2007年2月13日 |
ポリシーWGよりJPNICにポリシーの実装を勧告 |
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最終報告 |
2009年3月11日 |
JPNICより、対応完了のアナウンス(実装完了) |